借金の返済が難しくなり、債務整理を検討している方が悩むのは「どの弁護士・司法書士事務所に相談すればいいのか」ではないでしょうか。
相談するうえで「相談料の有無」や「依頼したときに費用が安いか」などの金銭面はもちろん気になります。
さらに「親身になってくれること」「的確かつ丁寧に手続きを進めてくれること」も重要です。
悩みに悩んでようやく勇気を出して借金について相談したのに、弁護士・司法書士の対応が悪いと、嫌な気持ちになってしまうからですね。
しかし「債務整理 弁護士」「債務 司法書士」などと検索すると、たくさんの事務所が出てきて、どこに相談したらいいかわかりません。
この記事では、債務整理におすすめの弁護士・司法書士事務所を厳選紹介。
「対応実績が豊富で、一定以上の口コミ評価を得ている弁護士・司法書士事務所」を選びました。
この記事では「債務整理におすすめの弁護士・司法書士事務所」や「事務所の選び方」について解説します。
債務整理におすすめの弁護士・司法書士事務所10選
債務整理におすすめの弁護士・司法書士事務所10選は以下の通りです。
弁護士 |
・弁護士法人サンク総合法律事務所 ・弁護士法人そうや法律事務所 ・弁護士法人ネクスパート法律事務所 ・弁護士法人・響 ・弁護士法人ひばり法律事務所 ・弁護士法人ライズ綜合法律事務所 |
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司法書士 |
・グリーン司法書士法人 ・司法書士法人黒川事務所 ・司法書士法人杉山事務所 ・司法書士法人穂 |
「手持ちがないけど弁護士に依頼したい」ならサンク総合法律事務所
サンク総合法律事務所は、月600件以上の問い合わせ・相談実績をもつ法律事務所です。
「手持ちがないけど弁護士に依頼したい」という方には、サンク総合法律事務所(旧樋口総合法律事務所)をおすすめします。
サンク総合法律事務所は「相談は何度でも無料」かつ「債務整理費用の分割払い可」なので、初期費用がかからないからです。
電話相談窓口の番号もフリーダイヤルなので、通話料を気にせず相談できるのも助かります。
サンク総合法律事務所の特徴をまとめました。
所在地 | 東京都中央区 |
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任意整理の費用 |
・着手金:55,000円〜 ・報酬金:11,000円〜/債権者1件 ・減額報酬:11% ・過払い金報酬:22%または27.5% |
費用面の特徴 |
・相談無料 ・分割払い可能 |
対応エリア | 全国 |
連絡方法 |
・電話(フリーダイヤルあり) ・メールフォーム |
口コミ評判 | Googleの口コミ☆3.2 |
※金額は税込みです。
※口コミ評価は2024年2月19日時点のものです。
女性弁護士が在籍しているので、女性にもおすすめです。
迅速な対応を望む人におすすめなそうや法律事務所
そうや法律事務所は、大手法律事務所で債務整理の経験を積んだ弁護士2名が立ち上げた事務所です。
迅速な対応を望む人には、そうや法律事務所をおすすめします。
そうや法律事務所は「最短即日に督促・返済ストップ」を掲げているからですね。
「緊急に電話を受けて、直後に面談を実施したこともある」というフットワークの軽さが魅力。
また電話受付(相談員が対応)は年中無休。
弁護士との詳細な相談も「平日9:00〜21:00、土日祝日10:00〜19:00」となっているので、平日日中に時間がとれない人でも利用しやすいでしょう。
そうや総合法律事務所の特徴をまとめました。
所在地 | 東京都台東区 |
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任意整理の費用 |
・着手金:55,000円〜/債権者1件 ・報酬金:11,000円〜/債権者1件 ・減額報酬:11% |
費用面の特徴 |
・相談無料 ・分割払い可能 |
対応エリア | 全国 |
連絡方法 |
・電話(フリーダイヤルあり) ・メールフォーム |
口コミ評判 | Googleの口コミ☆4.6 |
※金額は税込みです。
※口コミ評価は2024年2月19日時点のものです。
地方対応も可能ですが、依頼の多くは関東圏からとなっています。
口コミ評価も高いので、関東圏で債務整理を考えているは一度問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。
大手弁護士事務所に相談したいならネクスパート法律事務所
ネクスパート法律事務所は5,000件以上の相談実績をもつ弁護士事務所です。
大手弁護士事務所に相談したいなら、ネクスパート法律事務所をおすすめします。
ネクスパート法律事務所は全国に10拠点を構えているからですね。
地方に住んでいる人も、近くの拠点で相談しやすいメリットがあります。
また所属している弁護士・スタッフが多く、対応が迅速なのも、安心感につながります。
ネクスパート法律事務所の特徴をまとめました。
所在地 |
・東京都中央区 ・横浜市神奈川区 ・東京都立川市 ・さいたま市大宮区 ・千葉県船橋市 ・群馬県高崎市 ・群馬県太田市 ・仙台市青葉区 ・沖縄県那覇市 ・名古屋市中村区 |
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任意整理の費用 |
・着手金:44,000円/債権者1件 ・報酬金:22,000円/債権者1件 |
費用面の特徴 |
・相談料無料 ・分割払い可能 |
対応エリア | 全国 |
連絡方法 |
・電話(フリーダイヤルあり) ・メール ・LINE |
口コミ評判 | Googleの口コミ☆4.1(東京オフィス) |
※金額は税込みです。
※口コミ評価は2024年2月19日時点のものです。
LINEで友だち追加して問い合わせもできるので、「電話は苦手」という方にもおすすめしたい弁護士事務所です。
無料で減額診断したいなら弁護士法人・響
弁護士法人・響は問い合わせ・相談実績43万件以上という豊富な実績をもつ弁護士法人です。
無料の減額診断(借金減額シミュレーター)を使ってみたいなら、弁護士法人・響をおすすめします。
弁護士法人・響の公式サイトには、無料・匿名で利用できる「減額診断」が設置されているからですね。
減額診断を使えば、「借金や月々の返済額を減らせる可能性があるのか」をあらかじめ調べてもらったうえで相談が可能です。
オンライン上にある減額診断ツールから連絡できるので、「電話が苦手な人」「弁護士事務所を訪問することにハードルを感じている人」も使いやすいはずです。
ただし債務整理を依頼する場合には、後日面談が必要になる点には注意しましょう。
弁護士法人・響の特徴をまとめました。
所在地 |
・東京都新宿区北新宿 ・東京都新宿区西新宿 ・東京都立川市 ・札幌市中央区 ・大阪市中央区 ・兵庫県豊岡市 ・香川県高松市 ・福岡市中央区 ・沖縄県那覇市 |
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任意整理の費用 |
・着手金:55,000円〜 ・報酬金:11,000円 ・減額報酬:11% |
費用面の特徴 |
・相談無料 ・分割払い可能 |
対応エリア | 全国 |
連絡方法 |
・電話(フリーダイヤルあり) ・メール |
口コミ評判 | ・Googleの口コミ☆3.1(西新宿オフィス) |
※金額は税込みです。
※口コミ評価は2024年2月19日時点のものです。
相談は何度でも無料で、電話で連絡する場合も24時間受付可能なので、「借金問題ですごく悩んでいて、今すぐ誰かに相談したい」という人にもおすすめです。
「弁護士に相談したいけど費用が心配」ならひばり法律事務所
ひばり法律事務所は債務整理の経験年数・実績とも豊富な弁護士が在籍する事務所です。
「弁護士に相談したいけど費用が心配」という方には、ひばり法律事務所をおすすめします。
ひばり法律事務所は法律事務所としては債務整理の費用設定が低くなっているからです。
着手金の分割払いも可能なので、手持ちが少ない人でも債務整理を開始できます。
債務整理に関する相談は何度でも無料ですし、フリーダイヤルがあるので電話代もかかりません。
ひばり法律事務所の特徴をまとめました。
所在地 | 東京都墨田区 |
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任意整理の費用 |
・着手金:22,000円/1社 ・報酬金:22,000円/1社 ・減額報酬:11% ・経費:5,500円/1社 |
費用面の特徴 |
・相談無料 ・分割払い可能 |
対応エリア | 全国 |
連絡方法 |
・電話(フリーダイヤルあり) ・メール |
口コミ評判 | Googleの口コミ☆3.2 |
※金額は税込みです。
※口コミ評価は2024年2月19日時点のものです。
営業時間は基本的に平日10:00〜19:00ですが、予約すれば土日も相談可能です。
そのため平日は仕事・家事で時間がない人でも利用できます。
今すぐ相談したい人におすすめのライズ綜合法律事務所
ライズ綜合法律事務所は、送付な相談実績を誇る事務所です。
今すぐ債務整理について相談したい人には、ライズ綜合法律事務所をおすすめします。
ライズ綜合法律事務所は24時間365日、フリーダイヤルで無料相談を受け付けているからですね。
メールやLINEからも相談できるので、電話が苦手な方にもおすすめできます。
ライズ総合法律事務所の特徴をまとめました。
所在地 |
・東京都中央区 ・横浜市西区 ・大阪市淀川区 |
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任意整理の費用 |
・着手金:55,000円〜/1社 ・解決報酬:22,000円/1社 ・減額報酬:11% ・過払い金報酬:22%または27.5% ・通信費:2,200円/1社 |
費用面の特徴 |
・相談無料 ・分割払い可能 |
対応エリア | 全国 |
連絡方法 |
・電話(フリーダイヤルあり) ・メール ・LINE |
口コミ評判 | ・Googleの口コミ☆3.7(ライズ東京) |
※金額は税込みです。
※口コミ評価は2024年2月19日時点のものです。
料金内容も詳細に示されているので、安心して利用可能できます。
気になる方は電話かメールで問い合わせてみましょう。
費用を抑えて債務整理したいならグリーン司法書士法人
グリーン司法書士法人は大阪と東京に事務所を構える司法書士法人です。
費用を抑えて債務整理したいなら、グリーン司法書士法人をおすすめします。
グリーン司法書士法人なら、「相談料」「着手金」「減額報酬」がかからないからですね。
さらに債務整理の実績が豊富で口コミ評価も高いので、安心して依頼できます。
グリーン司法書士法人の特徴をまとめました。
所在地 |
・大阪市中央区 ・東京都新宿区 |
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任意整理の費用 |
・着手金:なし ・基本料金:21,780円〜/1社 ・減額報酬:なし ・過払い金成功報酬:22%または28.0% |
費用面の特徴 |
・相談無料 ・分割払い可能 |
対応エリア | 全国 |
連絡方法 |
・電話(フリーダイヤルあり) ・メール ・オンライン相談 |
口コミ評判 | ・Googleの口コミ☆4.2(大阪) |
※金額は税込みです。
※口コミ評価は2024年2月19日時点のものです。
電話の対応時間は平日9:00〜20:00でやや短め。
ただしオンライン相談できるので、「忙しくて事務所に行く時間がない」「対面で話すと、債務整理を依頼しなきゃいけない気分になってしまいそうで不安」という人におすすめできます。
任意整理の費用を安く抑えたいなら黒川事務所
黒川事務所は借金問題専門で15年以上の実績をもつ司法書士事務所です。
任意整理の費用を安く抑えたいなら、黒川事務所をおすすめします。
黒川事務所は「相談料」「着手金」がなく、基本的に1社あたり22,000円で任意整理を依頼できるからです。
ただし「1社のみの依頼」や「訴訟を起こされている場合」には、1件あたりの費用は高くなります。
黒川事務所の特徴をまとめました。
所在地 |
・東京都渋谷区 ・東京都台東区 ・大阪市北区 ・横浜市西区 |
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任意整理の費用 |
・着手金:なし ・報酬金:22,000円〜/1社 ・減額報酬:11% |
費用面の特徴 |
・相談無料 ・分割払い可能 |
対応エリア | 全国 |
連絡方法 |
・電話(フリーダイヤルあり) ・メール |
口コミ評判 | Googleの口コミ☆4.4(渋谷) |
※金額は税込みです。
※口コミ評価は2024年2月19日時点のものです。
アフターフォローとして返済代行もしてくれるので、「任意整理後の返済をきちんとできるか不安」という方にもおすすめです。
債務整理の実績が豊富な司法書士に依頼したいなら杉山事務所
杉山事務所は全国8カ所に拠点を構える司法書士事務所です。
債務整理の実績が豊富な司法書士に依頼したいなら、杉山事務所をおすすめします。
杉山事務所の借金問題に関する相談実績は、月間10,000件以上だからですね。
過払い金請求にも強いので、「貸金業者を利用している年数が長く、過払い金があるのでは」と考えている方にもおすすめです。
杉山事務所の特徴をまとめました。
所在地 |
・大阪市中央区 ・東京都新宿区 ・名古屋市中村区 ・福岡市博多区 ・広島市中区 ・岡山市北区 ・仙台市青葉区 ・札幌市中央区 |
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任意整理の費用 |
・着手金:なし ・基本報酬:27,500円〜 |
費用面の特徴 |
・相談無料 ・分割払い可能 |
対応エリア | 全国 |
連絡方法 |
・電話(フリーダイヤルあり) ・メール |
口コミ評判 | ・Googleの口コミ☆3.0(大阪) |
※金額は税込みです。
※口コミ評価は2024年2月19日時点のものです。
営業時間は9:00〜19:00ですが、事前に相談すれば営業時間外の対応もしてくれます。
営業時間内に連絡できない人も、まずはメールで問い合わせしてみましょう。
親身な対応を求めるなら司法書士法人穂
親身な対応を求めるなら、司法書士法人穂(ほのか)をおすすめします。
司法書士法人穂は口コミで「親身に対応してもらえた」「担当者が優しい」と高評価を得ているからです。
悪い口コミももちろんあるのですが、クレームにも丁寧に返信していて企業努力が伺えます。
司法書士法人穂の特徴をまとめました。
所在地 | 東京都豊島区 |
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任意整理の費用 |
・着手金:11,000円〜 ・報酬金:22,000円 |
費用面の特徴 |
・相談無料 ・分割払い可能 |
対応エリア | 全国 |
連絡方法 |
・電話(フリーダイヤルあり) ・メール |
口コミ評判 | ・Googleの口コミ☆3.6 |
※金額は税込みです。
※口コミ評価は2024年2月19日時点のものです。
LINEでもやりとりができるので、「電話は苦手」「家族にバレにくい連絡方法を希望する」という方も連絡しやすいでしょう。
女性専用に「任意整理に関する相談窓口」があるので、借金問題に悩んでいる女性におすすめです。
【あなたの状況・目的別に選ぶ】債務整理がおすすめの弁護士・司法書士事務所
状況・目的別に、債務整理の相談におすすめの弁護士・司法書士事務所を紹介します。
順番に紹介していくので参考にしてみてください。
手持ちのお金がない人におすすめの弁護士・司法書士事務所
結論から言いますと、ほとんどの弁護士・司法書士事務所は、手持ちのお金がない人におすすめできます。
債務整理をメインで扱っている弁護士・司法書士事務所には、「債務整理費用の分割払いに対応」「相談料無料」というところが多いからです。
そのため手持ちのお金が少なくても、債務整理を始められます。
なお費用を抑えたい人へのおすすめとして「着手金がないこと」を挙げている記事もあります。
ただ着手金を含めて分割払いできるなら「初期費用への不安」がなくなるので、着手金の有無はあまり気にしなくてもいいでしょう。
着手金がなくても、基本報酬が高かったり減額報酬が高かったりすると、結局負担が多くなるので、着手金の有無よりトータルの金額が大切です。
「着手金なし」「基本報酬が安く見える」という事務所でも、「実際に依頼してみたら、予想より高くなる」というケースは多いので、依頼前には必ず見積もりをお願いしましょう。
なお収入や財産が一定以下で法テラスを利用できる場合は、「法テラス経由」または「法テラスに登録している弁護士・司法書士事務所」を選ぶと、費用負担を抑えられます。
女性の債務整理におすすめの弁護士・司法書士事務所
女性の債務整理におすすめの弁護士・司法書士事務所は以下の通りです。
- 司法書士法人穂(司法書士)
上記の事務所では「女性専用の相談窓口」を設置していて、女性が相談しやすくなっているからですね。
おすすめ10選では紹介しませんでしたが、以下の事務所にも女性専用窓口があります。
- はたの法務事務所
- アヴァンス法務事務所
- ウイズユー司法書士事務所
また以下の弁護士事務所には女性弁護士・司法書士が在籍しています。
- ひばり法律事務所
- サンク総合法律事務所
- ネクスパート法律事務所
- 弁護士法人・響
- ライズ綜合法律事務所
- グリーン司法書士法人
- 黒川事務所
「男性スタッフには話しにくい」と感じている方は、上記事務所への相談を検討してみてはいかがでしょうか。
仕事や家事・育児で忙しい人におすすめの弁護士・司法書士事務所
仕事や家事・育児で忙しい人におすすめの弁護士・司法書士事務所は以下の通りです。
- サンク総合法律事務所
- そうや法律事務所
- ネクスパート法律事務所
- 弁護士法人・響
上記の事務所では、24時間365日連絡を受け付けているからですね。
ただし「詳しい相談は事務所の営業時間内に」と言われることもあります。
また24時間受付ではなくても、「平日は21:00まで受付」「土日も電話可能」「事前に相談すれば、営業時間外に対応可能」といった事務所も多いですよ。
「相談したい事務所が24時間受付していない」という場合は、ひとまずメールで問い合わせしてみて、日程調整をお願いしてみるのもひとつの方法です。
債務整理を相談する弁護士・司法書士事務所の選び方
債務整理を相談する弁護士・司法書士事務所の選び方を紹介します。
- 債務整理の実績が豊富
- 無料で相談できる
- トータルの費用が安い
- 依頼できる内容(担当できる業務の範囲)
- 事務所まで行きやすい
- 連絡をとりやすい
- 口コミの評判がいい
- 担当弁護士・司法書士の人柄を信頼できる
- 費用を分割払いできる
- アフターフォローがある
債務整理の実績が豊富
債務整理について相談する弁護士・司法書士事務所を選ぶ際には、まず「債務整理の実績が豊富か」をチェックしましょう。
実績豊富な弁護士・司法書士事務所に依頼すれば、あなたの状況に応じた債務整理手続きについて、的確にアドバイスしてもらえる可能性が高いからです。
経験豊富なら、債務整理を希望する人の経済状況に対する理解も深いでしょう。
また実際に債務整理を依頼することになった場合も、正確でスムーズな手続きができると期待できます。
弁護士・司法書士事務所を探すときには、公式サイトなどで「経験年数」「債務整理の解決実績」を忘れずにチェックしましょう。
無料で相談できる
無料で相談できることも、重要なポイントです。
無料相談できれば、相談のハードルが下がるからですね。
無料相談でいくつの事務所の対応や見積もりを確認してみて、自分に合うところを選ぶこともできます。
なお債務整理を専門としている弁護士・司法書士事務所であれば、「初回相談無料」「相談は何度でも無料」というところも多くなっています。
債務整理を希望する人の経済状況を理解しているからです。
「相談にかかる費用が心配」という人は、相談無料の事務所を探しましょう。
トータルの費用が安い
相談料だけではなく、債務整理手続きにかかるトータルの費用が安いことも重要です。
あまりに債務整理の費用が高いと、支払いに困ってしまう可能性があるからですね。
ただし債務整理にかかるトータルの費用については、実際に相談してみないとわからないことがほとんど。
そもそも相談前の時点では、どの債務整理手続きを選択するかを決まっていない人も多く、比較のしようがないことも。
そのため相談時に見積もりをお願いし、複数事務所の見積もりを比較してみるのがよいでしょう。
依頼できる内容(担当できる業務の範囲)
依頼できる内容で選ぶ方法もあります。
弁護士・司法書士によって得意分野が異なるからですね。
例えば「債務整理の中でも、とくに任意整理が得意」といったケースがあるでしょう。
また弁護士と司法書士では対応できる範囲が異なる点にも注意が必要です。
例えば1社あたりの借金額が140万円を超える場合、司法書士は債務整理に対応できません。
また認定司法書士であっても、個人再生や自己破産においては、書類作成のみの対応となります。
そのため「個人再生や自己破産を考えていて、裁判所とのやりとりもすべて専門家に任せたい」「1社あたりの借入額が多い」という場合は、弁護士に相談することをおすすめします。
事務所まで行きやすい
事務所まで行きやすいことも、弁護士・司法書士事務所選びの重要なポイントです。
弁護士や司法書士に債務整理を依頼する場合には、面談が必要となります。
そのため自宅から事務所までが遠いと、面談時に時間も交通費もかかってしまいます。
書類のやり取りは郵送でもできますが、事務所が職場や自宅に近ければ、直接持っていくこともできて便利です。
費用や人柄を考慮した結果、「どうしても遠方にある事務所に依頼したい」という場合
は、「出張対応をしてもらえるのか」などを聞いてみましょう。
連絡をとりやすい
連絡をとりやすいことも重要です。
平日日中しか営業していない弁護士・司法書士事務所だと、相談するのが難しいこともあるからですね。
一方「平日の夜間」や「土日祝」に相談可能な事務所なら、平日日中に仕事している人も連絡しやすいでしょう。
また「メール」「LINE」で相談できる事務所なら、時間問わず連絡できます。
なお電話で連絡する場合には電話代も気になるところ。
フリーダイヤルがある事務所なら依頼者・相談者側からかけても電話代がかからないので安心です。
最近はオンライン会議システムで相談できるところもあるので、「どのような連絡手段があるのか」をチェックしてみましょう。
口コミの評判がいい
相談前には弁護士・司法書士事務所の口コミをチェックして、評判がいい事務所を選びましょう。
口コミで評価が低い事務所ですと、相談することで逆に嫌な思いをしてしまう可能性があるからです。
残念なことですが「冷たい態度をとる」「個人再生や自己破産が適切な状況なのに、あの手この手で任意整理をすすめる」といった専門家にあたってしまう人もいます。
もちろんネット上の口コミには「おおげさな内容」「古い情報」「ヤラセ」が混ざっているので、ポジティブな口コミもネガティブな口コミも、すべて鵜呑みにはできません。
ただあまりにも悪い口コミが多い事務所については、避けるほうがよいでしょう。
債務整理関連の口コミサイトやGoogleマップなどで、評判を確認できます。
担当弁護士・司法書士の人柄を信頼できる
担当弁護士・司法書士の人柄を信頼できるかどうかも重要です。
債務整理には通常3か月〜1年以上の期間がかかり、担当弁護士・司法書士とは長い付き合いになるからですね。
「この先生、なんかイヤだな」と思いながらやりとりしていると、苦痛になってきますし、行き違いも起きやすくなります。
相談前に人柄を把握するのは難しそうですが、公式サイトに「債務整理にかける想い」「人柄が伝わるブログ」を公開している弁護士・司法書士もたくさんいます。
サイトやブログを読んでみて、親身になってくれそうな専門家を狙って相談してみるのも手です。
そして実際に相談してみると、「対応の良さ」「相談のしやすさ」を実感できるでしょう。
対応面では、費用についてきちんとした説明があることも大切です。
信頼して任せられる専門家を選びましょう。
費用を分割払いできる
実際に債務整理を依頼する場合のことを考えますと、費用の分割払いに対応している事務所を選ぶのも重要なポイントです。
分割払いできれば、月々かかる支払いの負担が軽くなるからですね。
ちなみに弁護士・司法書士事務所に債務整理を依頼した場合には、「債務整理手続きのスタート」から「手続き完了」までの期間、貸金業者からの督促が止まります。
そのため、督促が止まっている期間は返済に充てるはずだったお金を貯めておき、債務整理の費用とする人が多いです。
債務整理をメインで行っている弁護士・司法書士事務所であればたいてい分割払い可能ですが、「分割の回数」「期限」などはチェックしておく必要があります。
アフターフォローがある
実際に債務整理を依頼する場合のことを考えた場合、アフターフォローがある弁護士・司法書士事務所なら安心です。
任意整理や個人再生の場合、債務整理後も返済が続くからですね。
とくに任意整理は借金の減額効果が少ないため、債務整理後にまた返済が滞らないよう、完済まで見守ってくれる事務所が安心です。
債務整理後のアフターフォローサービスの例としては、以下のようなものがあります。
返済代行サービス | 返済金を弁護士・司法書士事務所に送金し、事務所経由で債権者に返済する(手数料がかかる) |
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家計管理のアドバイス | ファイナンシャルプランナーなどと連携し、家計についてアドバイスを行う |
再和解のサポート | 任意整理後に返済が困難になった場合に、任意整理のやり直しをサポートする |
「任意整理を希望しているものの、ちゃんと返済していけるか心配」という方は、アフターフォロー制度もチェックしておくとよいでしょう。
弁護士・司法書士事務所に債務整理を相談するメリット
債務整理についての相談窓口としては消費生活センターなどの公的機関がありますし、債務整理の手続きは自力でもできます。
しかし弁護士・司法書士に相談し、手続きも弁護士・司法書士に依頼する人が多いのは、専門家に相談・依頼するメリットがあるからです。
「弁護士・司法書士事務所に債務整理を相談するメリット」は以下の通りです。
- 状況に合わせた的確なアドバイスをもらえる
- 借金問題の早期解決につながる
- 督促のストレスから解放される
状況に合わせた的確なアドバイスをもらえる
弁護士・認定司法書士に相談すると、債務整理について状況に合わせた的確なアドバイスをもらえます。
弁護士や司法書士は高度な法的知識をもつ専門家であり、さまざまな依頼者の事例を経験しているからです。
あなたの状況に合わせて、「任意整理」「個人再生」「自己破産」のうち、どの債務整理手続きを実施するのが適切なのか判断できるだけの経験・知識をもっているのですね。
状況によっては債務整理以外の解決法を提示してくれることもあるでしょう。
根拠のあるアドバイスをもらいたいなら、弁護士・司法書士事務所に相談するのがおすすめです。
借金問題の早期解決につながる
借金問題の早期解決につながるのも、弁護士・司法書士事務所に相談するメリットです。
弁護士・司法書士事務所で相談したあと、スムーズに債務整理手続きに移行できるからですね。
一方「自治体の相談窓口」「消費生活センター」などだと、相談したあとに実際の債務整理手続きをお願いすることはできません。
債務整理が必要な状態だとしたら、「債務整理したいなら、弁護士や認定司法書士を探してください」と案内されることが多く、実際の手続き開始までにワンクッション置かれる状態となります。
「早く借金問題を解決したい」という気持ちが強いなら、最初から弁護士・司法書士事務所に相談したほうが、実際に動き出すまでの時間が短くなりますよ。
もちろん動き出したあとも、プロに任せているので手間が省けて、効率的かつ正確に手続きが進んでいきます。
早く借金問題を解決したい人は、弁護士・司法書士事務所に相談しましょう。
督促のストレスから解放される
相談後、実際に債務整理を弁護士・司法書士事務所に依頼したあとのメリットも紹介します。
弁護士・司法書士事務所に債務整理を依頼すると、督促のストレスから解放されます。
債務整理手続きを引き受けた弁護士や司法書士が「受任通知」という書類を貸金業者に送ると、貸金業者は督促をストップするからです。
返済に行き詰まって「督促の電話や郵送物がストレス」と感じる人も多いので、督促がなくなるのは大きなメリットですね。
一方個人で債務整理手続きする場合は、和解成立や手続きの開始決定まで督促はストップしません。
「早く督促を止めたい」という場合は、弁護士や司法書士への依頼がおすすめです。
ただし債権者が個人の場合は、督促は止まらないので注意しましょう。
弁護士・司法書士事務所に債務整理を相談するデメリット
「弁護士・司法書士事務所に債務整理を相談するデメリット」を紹介します。
- 相談料がかかるケースもある
- 相談するのに精神的なハードルがある
- 信用情報に傷がつく
- 依頼費用がかかる
相談料がかかるケースもある
弁護士・司法書士事務所に債務整理を相談する場合、相談料がかかるケースもあります。
専門知識を活用して相談対応した対価として、相談料を請求されるのは当然と言えば当然です。
相談料は事務所により異なりますが、弁護士の場合ですと1時間あたり5,000〜10,000円程度が多くなっています。
ただし債務整理を専門的に扱っている事務所であれば、相談者の経済状況を考慮して「相談無料」としていることも多いです。
「何度でも無料なのか」「初回のみ無料なのか」は、事務所によって異なりますので注意してください。
相談するのに精神的なハードルがある
相談するにあたり精神的なハードルがあるのも、弁護士・司法書士事務所に相談するデメリットかもしれません。
債務整理について真剣に考えていても、「直接弁護士・司法書士事務所に行くのは気がひける」という人も多いからですね。
普段の生活であまり関わることがない場所ですから、ハードルを感じるのは自然なことです。
「相談したいけどできない」という人は、「無料の借金減額診断から連絡してみる」「LINEやメールで連絡できる事務所を選んでみる」という方法を試してみてはいかがでしょうか。
信用情報に傷がつく
実際に弁護士・司法書士事務所に債務整理を依頼した場合のデメリットとしては、「信用情報に傷がつくこと」があります。
債務整理の情報は、信用情報機関に登録されるからですね。
信用情報に傷がつくと、新規でクレジットカードやローンに申し込んでも、審査に落ちる可能性が高いです。
さらに個人再生・自己破産だと官報に氏名と住所が載り、借金のうち減額・免責された分は保証人に請求がいきます。
また自己破産の場合は財産を手放す必要もあるので、注意しましょう。
ただし弁護士・司法書士に相談しただけで信用情報に傷がつくことはないので、安心してください。
依頼費用がかかる
弁護士・司法書士事務所に債務整理を依頼した場合のデメリットとしては、依頼費用がかかることも挙げられます。
弁護士・司法書士に支払う報酬が発生するからですね。
債務整理手続きを自分でやれば、報酬はかかりません。
ただし債務整理の交渉や書類の準備は、素人には難しいものです。
またプロに任せる方が、借金の減額効果が大きくなると期待できます。
労力と効果を天秤にかけると、弁護士・司法書士に依頼するほうがおすすめです。
弁護士・司法書士事務所に債務整理の申し込みから完了まで一連の流れ
弁護士・司法書士事務所に債務整理の申し込みをしてから債務整理が完了するまでの流れについて、手続きごとに紹介します。
任意整理の申し込みから手続き完了までの流れ
任意整理の流れは以下の通りです。
相談・契約 | 弁護士・司法書士事務所に相談し、費用やサポート内容に納得したら、任意整理を依頼して契約。 |
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受任通知の送付 | 委任契約を交わしたあと、弁護士・司法書士は貸金業者に「受任通知」を送付します。受任通知を送付すると、貸金業者からの督促・取り立てが止まります(返済の一時ストップ)。 |
引き直し計算 | 弁護士・司法書士が債権者から取引履歴の開示を受け、利息を再計算。 |
和解案提示・和解交渉 | 引き直し計算をもとに和解案(返済計画)を作成し、弁護士・司法書士が債権者と交渉。 |
合意書作成・和解成立 | 債権者が和解案に同意すれば、合意書を取り交わして和解が成立(任意整理手続きの完了)。 |
任意整理は基本的に裁判所を通さず貸金業者と弁護士・司法書士が交渉する手続きなので、比較的シンプルかつ短期間で進みます。
任意整理の手続き完了後に返済が再開するので、3〜5年かけて借金を返済していきます。
和解内容にもよりますが、滞納が続くと残債を一括請求されるので、滞納しないよう注意しましょう。
個人再生の申し込みから手続き完了までの流れ
個人再生の流れは以下の通りです。
相談・契約 | 弁護士・司法書士事務所に相談し、費用やサポート内容に納得したら、個人再生を依頼して契約。 |
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受任通知の送付 | 貸金業者に「受任通知」を送付。返済が一時ストップ。 |
引き直し計算 | 債権者から取引履歴の開示を受け、利息を再計算する。 |
裁判所への申立て | 収支・財産などの調査を行ったあと、再生手続開始申立書を作成し、裁判所に個人再生を申立てる。 |
開始決定 | 申立てから約1ヵ月後、審査に通ると再生手続開始決定が出される。再生手続開始決定があったことは、官報に掲載される。開始決定後、債権者が「債権届出書」を裁判所に提出。 |
再生計画案の提出 | 確定した借金の額をもとに、再生計画案(返済開始時期、返済額、返済方法など)を作成して提出する。 |
債権者による決議・意見聴取 | 再生計画案について、裁判所の審査後に債権者のチェックを受ける。 |
認可決定 | 裁判所から「再生計画認可の決定」が出される。認可決定についても官報に掲載される。 |
個人再生では裁判所とのやり取りが必要になるので、任意整理と比べ用意する書類が多く時間もかかります。
認可決定が出たら、原則3年(最長5年)かけて借金を返済していきます。
依頼から申立てまでで半年〜1年くらいかかることもあるので、個人再生手続きは長期戦になると考えておきましょう。
自己破産の申し込みから手続き完了までの流れ
自己破産の流れについて、「同時廃止事件」と「管財事件」に分けて紹介します。
同時廃止事件・管財事件の違いとは…
破産者に20万円を超える財産がある場合、管財事件となります。
自己破産(同時廃止事件)の申し込みから手続き完了までの流れ
自己破産(同時廃止事件)の流れは以下の通りです。
相談・契約 | 相談して費用やサポート内容に納得したら、自己破産を依頼して契約。 |
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受任通知の送付 | 貸金業者に「受任通知」を送付。返済が一時ストップ。 |
裁判所への申立て・破産審尋 | 債権調査を行ったあと、申立書を作成し、裁判所に破産・免責手続きの申立てを行う。申立て後に内容確認の話し合いが行われる。 |
開始決定 | 申立てが受理されると「破産手続きの開始決定」「同時廃止決定」が出される。 |
免責審尋 | 裁判官との面接を行う(弁護士に依頼した場合も、本人が裁判所へ出頭する必要あり)。 |
免責許可決定・確定 | 免責許可が決定し、さらに約1カ月後に確定し、手続き終了。 |
弁護士に依頼した場合、基本的にほぼすべての手続きを任せられますが、免責審尋は本人が出頭します。
ただ弁護士が同席してOKなので安心してください。
自己破産(管財事件)の申し込みから手続き完了までの流れ
自己破産(管財事件)の流れは以下の通りです。
相談・契約 | 相談して費用やサポート内容に納得したら、自己破産を依頼して契約。 |
---|---|
受任通知の送付 | 貸金業者に「受任通知」を送付。返済が一時ストップ。 |
裁判所への申立て・破産審尋 | 債権調査を行ったあと、申立書を作成し、裁判所に破産・免責手続きの申立てを行う。申立て後に内容確認の話し合いが行われる。 |
開始決定 | 破産手続きの開始決定が出され、破産管財人が決定する。 |
破産管財人との打ち合わせ | 破産管財人と「今後の進め方」や「申立書の記載内容についての確認」などを行う(弁護士に依頼していても本人の出席が必要)。 |
債権者集会・免責審尋 | 破産管財人から調査結果報告を行い、裁判官と話し合う。実際に債権者が出席することは少ない。弁護士に依頼していても本人の出席が必要。 |
免責許可決定・確定 | 免責許可が決定し、さらに約1カ月後に確定し、手続き終了。 |
管財事件の場合は財産についての調査を行う「破産管財人」が選定されるので、破産管財人関連の手続きが増えます。
破産管財人との打ち合わせや債権者集会・免責審尋には、本人の出席が必要です。
弁護士に依頼していれば同席してくれることが多いので、安心してください。
弁護士・司法書士事務所に債務整理を相談する際によくある質問
弁護士・司法書士事務所に債務整理を相談する際によくある質問を紹介します。
弁護士と認定司法書士、どちらに相談したらいいですか?
借金の額や希望する債務整理の内容によります。
弁護士と司法書士では、扱える金額や対応できる範囲が異なるからです。
弁護士のほうが司法書士よりも対応範囲は広くなります。
そのため「書類準備から裁判所の対応まで、すべて任せたい」という場合は弁護士への相談・依頼がおすすめ。
一方「債権者1社あたりの借金額が140万円までで、任意整理を依頼したい場合」「個人再生や自己破産したくて、裁判所対応などは自分でできる場合」などは司法書士でもOKです。
「費用を安くしたいなら司法書士」とされることもありますが、料金が高い司法書士事務所もあるので一概には言えません。
人と人との相性も大切なので、弁護士・司法書士どちらにも相談してみて、「この人になら安心して任せられる」と思える専門家を探してみるのもよいでしょう。
相談したら、無理やり債務整理させられるのでは?
「債務整理について相談したら、無理やり債務整理させられる」といったことはありません。
弁護士・司法書士事務所では、相談者を強引に勧誘することはないからですね。
相談してみて「納得できない」「担当弁護士・司法書士と合わない」と思ったら、断ってOKです。
依頼する場合でも、相談した直後に委任契約を結ぶ必要はありませんので、安心してください。
債務整理の相談に行くとき、必要なものはありますか?
弁護士・司法書士事務所に債務整理の相談に行くときは、以下のものを用意しておきましょう。
- 借金の内容がわかる書類(契約時の書類、利用明細、カード、督促状など)
- 収入がわかる書類(給与明細など)
- 支出の状況をまとめたもの(家計簿など)
- 財産リスト(家、車など)
- 裁判関係書類(訴状などが届いていれば)
- 身分証明書(運転免許証など)
「借金や収入・支出の状況がわかる書類」があると、現状を伝えやすくなり、相談時間を有効に使えるからです。
弁護士・司法書士によっては、ほかに「必要となる書類」「あったほうがいい書類」を指定することも。
そのため相談日時を約束するときに、必要なものを聞いておくと安心です。
債務整理の相談で、注意すべきことは何ですか?
債務整理について相談する際に注意すべきことは、相談に乗ってくれる弁護士・司法書士に、あなたの状況を正確に伝えることです。
借入や生活の状況が正確にわからないと、的確なアドバイスができないからですね。
また特定の借金を隠したまま自己破産手続きすると、免責されないこともあります。
くれぐれも「借金について、おおげさに伝える」「借金の額を少なく伝える」「特定の借入を隠す」などはやめましょう。
闇金の借金を債務整理できますか?
結論から言いますと、闇金の借金は債務整理する必要がありません。
違法な高金利でお金を貸す闇金との契約は無効にできるので、返済義務がないからです。
ただし返済義務がないからといって闇金からの取り立てを無視すると、「高圧的な取り立て」「迷惑行為」などにつながる可能性があります。
あなた自身が怖い思いをするだけではなく、家族や同僚に迷惑がかかることもありますので、無視するのは得策ではありません。
闇金から借りてしまって悩んでいる人は、闇金問題に詳しい弁護士・司法書士を通して「関係を絶つ」「返還請求を行う」といった対応をしましょう。
■闇金対応の実績がある弁護士・司法書士事務所
- ウイズユー司法書士事務所
- 司法書士エストリーガルオフィス
- ふくだ総合法務事務所
- アストレックス司法書士事務所
- 司法書士法人ライタス総合事務所
- ハピネス鈴木司法書士事務所
- シン
- イストワール法律事務所
まとめ
債務整理について相談する弁護士・司法書士事務所を選ぶ際には、費用や対応の良さを比較してください。
トータルの費用については料金表を見ただけでは計算できないことも多いため、相談時に見積もりをお願いするのがよいでしょう。
債務整理後の生活再建も見据えるなら、アフターフォローがある事務所だと安心です。
債務整理については相談無料の事務所も多いので、いくつか相談してみて信頼できる事務所を探してみてはいかがでしょうか。